生命保険払いすぎていませんか⁉死亡保障はいくらあればいいの?
こんにちは!
ファイナンシャルプランナーのレインです。
今回は、生命保険(死亡保障)について書いていきます。
多額の保険料を払っていませんか?
突然ですが、あなたは保険会社の人に勧められた保険にそのまま加入しているだけではありませんか?
あなたの入っている保険は、どのような内容の保険かおわかりですか?
あなたは、何の為に保険に入るのかをおわかりですか?
あなたは、保険貧乏になっていませんか?
日本人は保険が好きな人が多いため、ほとんどの人が生命保険に加入していると思います。
でもそれは本当に必要なことなのでしょうか?
保険とはリスクを補うものです。
リスクを補うことができるギリギリの保証金額で十分なのです。リスクは発生するとは限らないです。もし仮にリスクがなければ保険に加入する必要はないといことです。
そのことを知らずに保険会社のノルマの為に、高額な保証内容の保険やいろんなオプションをつけた保険に加入している人は多くいます。
そしてその保険料が負担となり生活が苦しくなるケースもあります。まるで保険料を払うために働いているようです。
そうならないために、まずは生命保険の内容を理解し、自分が死んだらいくら必要かを知る必要があります。そして、その金額をもとにどの保険に入るのかを決めましょう。
死んだらいくら必要になるの?
あなたは、もし自分が死んだあと、どれくらいのお金が必要になるか(必要保障額)考えたことがありますか?
「必要保障額」とは、亡くなった後に、残された家族が生活していくのに必要な「支出総額」から、遺族年金などの「収入総額」を差し引いて計算します。
※必要保障額=支出総額-収入総額
必要保障額がプラスであれば、死亡保障でカバーしたい保険金額となり、マイナスであれば、保険は必要ないと言えます。
例:A家(4人家族)の必要保障額
①Aさん(夫)35歳 持家マンションで住宅ローン100%Aさん名義、車保有
②妻33歳 専業主婦、第二子が3歳になる頃には年60万円、小学校高学年あたりから年120万円に増やし60歳まで働きたい意思がある。
③第一子3歳
④第二子0歳
【支出】
- 生活費(子独立まで) 月13万円×12か月×22年間=3,432万円
- 生活費(子独立後) 月10万円×12か月×31年間=3,720万円
- 管理費、修繕積立金 月2万円×12か月×53年間=1,272万円
- リフォーム費用 500万円
- 固定資産税 年7万円×53年間=371万円
- 自動車(買換費用) 100万円×3回=300万円
- 自動車(維持費) 30万円×42年間=1,260万円
- 教育費 1,000万円+1,000万円=2,000万円
- 結婚資金援助 100万円×2人=200万円
- 葬儀費用 200万円
- その他 年25万円×53年間=1,325万円
支出合計 14,580万円
【収入】
- 遺族厚生年金 年61.4万円×53年間=3,256万円
- 遺族基礎年金 年123.9万円×15年間=1,859万円
- 遺族基礎年金 年101.3万円×3年間=304万円
- 中高齢寡婦加算 年59万円×14年間=826万円
- 老齢基礎年金 年78.7万円×21年間=1,652万円
- 妻の所得 年60万円×7年間=420万円
- 妻の所得 年120万円×17年間=2,040万円
- 貯蓄 400万円
収入合計 9,967万円(公的年金は90%として計算)
【必要保障額】
14,580万円-9,967万円=4,613万円
このように、計算上ではAさんの必要保障額は、4,613万円ということがわかります。
保険貧乏から脱出しましょう!
では、実際にどのような保険に加入すればよいのかということですが、まずは先ほど算出した必要保障額を減らすことができないかを考えます。
例えば、子供が独立したあとの生活費を2万円減らして月8万円にできないか、そうすることによって、必要保障額を744万円削減できます。
また、妻の収入を増やすことによっても必要保障額が大きく変わってきます。
そして、必要保障額を精査したあとは、その保障額を補うことができる保険に加入します。
基本的に必要保障額のピークは末子が産まれた時期となり、その後は徐々に下がっていきます。そのため、収入保障保険や逓減定期保険が割安で適していると思われます。
今は、保険の見直しが当たり前の時代となっています。最初に入った保険に生涯ずっと入り続けるよりも、子供が産まれたタイミング・家を購入したタイミング等で定期的に保険を見直し、無駄な保険料は極力減らし、その分有意義にお金を使いましょう。
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